はじめに
チヨちゃんのお誕生日をみんなで祝いたいというとてもシンプルなものです。
雰囲気甘々。肩の力抜いてみてやってください。では。どうぞ。
※所々キャラや文章がおかしいかもしれないです。
本編
私はサクラチヨノオー!トレーナーさんと二人三脚でトゥインクルシリーズを駆け抜けている真っ最中です!
今日は2月19日!そう、私の誕生日なんです!
でもトレーナーさんは今日まで誕生日関連の話題を何も出してきませんでした。別にプレゼントとかは無くても良いのですがもしかして誕生日を忘れられてるのでしょうか...
今日は何も予定が無いのでこのままゆっくりしてても良いのですが...同室のアルダンさんがいなくて寂しいのでトレーナー室にお邪魔させて頂こうかな...
T「...本当に大丈夫かな...」
アルダン「大丈夫です。トレーナーさんが渡すものなら基本的に何でも喜ぶと思いますよ。」
ヤエノ「私も同感です。少し緊張し過ぎでは...?」
T「...そうだね。こういう時こそ堂々としてた方が良いか。」
ここはトレーナー室。チヨノオーはトレーニングが無い日でもトレーナー室に遊びに来てくれるので誕生日祝いも兼ねてちょっとドッキリを仕掛けてみようと思ったのだ。今日まで誕生日関連の話題を出さなかったのはこのため。
ただ一人でやっても寂しいのでアルダンやヤエノにも来てもらった。2人とも思いの外ノリが良くて助かった。3人はチヨノオーが来るのを今か今かと待っている所である。
自室で一人寂しくしているとトレーナーさんからUMAINEが届いた。内容は「話しておきたい事があるからトレーナー室に来て欲しい。」というもの。
文言だけ見ると一瞬ビックリしてしまったがきっと出走するレースの事とかだろう。契約解除の類ではない。はず。
私はすぐに「了解です!すぐに向かいますね!」と返した。トレーナーさんはそれに対し可愛い女の子のスタンプを返してきた。それを見て少し微笑むと私はすぐにトレーナー室へと向かった。
T「...一応保険はかけといた。これで間違いなく来てくれるだろう。文章的にはあまりよろしくないけどね...」
アルダン「でもこれで間違いなく来てくれます。ドッキリは成立しますよ。」
数分後...
T「チヨノオーからすぐに行くという返事が来た!たぶんもうじき来るはず!」
ヤエノ「了解です!それでは私たちは一旦身を隠しましょうか...」
アルダン「一体どんな反応をするのか...ワクワクします♪」
T「こっちはドキドキだけどね...」
さらに数分後...
チヨノオー「こんにちは!トレーナーさん!」
T「おっ。チヨノオーか。よく来てくれた。」
チヨノオー「はいっ!それで、話というのは...」
T「...あぁ。とても重要な話だ。」
チヨノオー「...!?」
T「一回しか言わないからよく聞いて欲しい。良いかな?」
チヨノオー「は...はい...」
(うぅ...どうしよう...!?こんな真面目な口調で話が始まるとは思わなかったよ...まさか...本当に契約解除とか...)
(...明らかに泣きそうな顔している...やっぱこんなのやるんじゃなかった...後で平手打ちが飛んでくるかもな...)
T「実は...」
2人「チヨノオーさん!お誕生日おめでとうございます!」
チヨノオー「...へ?」
T「...ごめん。これ、誕生日ドッキリなんだ。」
チヨノオー「...もうっ!もう!なんでこんな事したんですかっ!」(胸ポカポカ)
T「痛い痛い!いや私が悪いから何も言えないな..」
チヨノオー「それに2人も!なんでしれっと乗っているんですか!」
アルダン「普通にどんな反応するか気になりまして。ちょっと想定より上の反応になってしまいましたが...」
ヤエノ「私も同じような理由です。申し訳ない。」
チヨノオー「もうーーー!」
アルダン「改めて、お誕生日おめでとうございます。」
チヨノオー「ありがとう!これは...ガラスの靴...?でも色がちょっと違うような...」
アルダン「桜色のガラスの靴です。自室にでも飾って頂けると嬉しいです。」
チヨノオー「私と同じ色ってことね!後でちゃんと飾っておくね!」
ヤエノ「私からも、お誕生日おめでとうございます。」
チヨノオー「ありがとう!これは...ノート?」
ヤエノ「はい。あなたと同じ、桜色のノートです。普段から熱心にメモを取っていらっしゃるのでもしなくなったらこちらも使って頂ければ」
チヨノオー「ありがとう!もしなくなったらチヨノートとして使わせてもらうね!」
T「最後に私からも...誕生日おめでとう。チヨノオー。」
チヨノオー「ありがとうございます!もしかして何かプレゼントもありますか...?」
T「もちろん。ちょっと待っててね。」
そう言うとトレーナーさんは部屋の奥へと行ってしまった。しばらくすると何かを抱えて戻ってきた。
チヨノオー「...これは何ですか?」
T「これ?もみじ饅頭だよ。」
持ってきたのはもみじ饅頭。それは良い。私も好きだから...ただ...
チヨノオー「なんでもみじ饅頭なのに段ボールなんですか...?」
T「通販で箱ごと買ったから...かな。思ったより量が多くて困惑したけど...」
チヨノオー「えっこれ...何個入ってるんですか?」
T「どこかで見たことある5個セットのもみじ饅頭がこの中に25個ある。個数にして125個かな。」
チヨノオー「どうしてそんなに買ったんですか!?」
T「いやー...私ももみじ饅頭が好きでね...」
チヨノオー「はぁ...」
T「んで...1万円以上買うと送料が無料なんだよ。それに釣られて1万円ギリ超える注文掛けたら...こうなった。」
チヨノオー「えぇ...それ本当に大丈夫なんですか...?」
T「分からない...正直後悔している...そこでだ。」
チヨノオー「何でしょうか?」
T「この大量のもみじ饅頭を誕生日プレゼントという事にして受け取ってくれないか?もちろんお代はこっちで全部持つ。」
チヨノオー「いや...急に言われても...」
T「頼む...!正直これ全部食べ切れる自信がないんだ...!」
チヨノオー「うーん...あっ!そうだ!」
T「何か良い案が出てきたのか!?」
チヨノオー「はいっ!これをみんなで分けませんか!?」
T「みんなって...4人でこれを?」
チヨノオー「そうです!確かに私も好きなのですがこれを独り占めするのは流石に気が引けるのでみんなで分けましょう!」
アルダン「良い案ですね。それなら1人あたりの量もそこまで多くはならないはずです。」
ヤエノ「では4人で6個ずつに分けますか?余りは今日の主役のチヨノオーさんにお渡しします。」
チヨノオー「わぁっ...!トレーナーさんはどうですか?」
T「私?みんなが納得してくれてるならそれで良いと思うよ。」
チヨノオー「分かりました!ではこれはみんなで分けましょう!きっとその方が何倍も美味しいはずです!」
最初の方こそどうなってしまうかと思われたこのドッキリ企画だが結果的には大成功。チヨノオーには悪い事をしてしまったと思っているが...
本人は満点の笑顔をしている。アルダンとヤエノも。それで良い。普段は切磋琢磨している3人だが今日ぐらいはゆっくりしてほしい所。そう願うトレーナーであった。
終わりに
Aottiです。途中から文章が迷子になってしまった感じがあります。
さて、今回はチヨちゃんのお誕生日を記念して作ってみました。途中までは雰囲気重視ですが最後は直球に甘く仕上がってるはずです。
チヨちゃんは可愛い。これは間違いなく。
途中で大量のもみじ饅頭の描写がありましたがあれはリアルで私がやらかしたやつです。家族総出でギリギリ片付け切りました。マジで危ない。
では機会がありましたらまたどこかでお会いしましょう...